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南米最高峰のアルゼンチンのアコンカグア(6960メートル)から下山途中、
壊れた小屋に置き去りにされるなどしたのは安全配慮義務違反だとして、宮城県内の男性が7日までに、
甲信越地方の国際山岳ガイドに約7279万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。
山岳ガイドによる海外での登山事故をめぐる訴訟は全国で初めてとみられる。
訴えなどによると、ガイドは国際山岳ガイド連盟の認定を受け、公募登山隊を企画していた。
ことし1月、アコンカグア山頂から下山中の午後6時ごろ、降雪の中、
標高6500メートルの高所にある壊れた避難小屋に男性を置き去りにし、1人で下山したとされる。
男性はリュックサックをガイドに預けており、約18時間後に救助隊に救出されたが、
凍傷で両手指が壊死(えし)し、全てを切断した。
男性側は「悪天候なのに登頂を中止しなかった上、途中で引き返さず、直ちに救助しなかった」
などと主張している。
ガイドの代理人は争う姿勢を示し「事実関係や反論を整理している」と述べた。
国際山岳ガイドを認定する日本山岳ガイド協会(東京)によると、
現役で活動する同ガイドは30人程度いて、技能は国内最高レベルとされる。
協会の担当者は「5月にガイドを呼んで再発防止に努めるよう厳重注意した」と話す。
10月08日火曜日 河北新報
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