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ソース(MSN産経ニュース 「櫻井よしこ 美しき勁き国へ」)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
安倍晋三首相は信念に基づいていま、行動するのがよい。日本立て直しの宿命的課題を解決する好機はいまをおいてないであろう。
米国の国際社会への影響力が釣瓶(つるべ)落としのように低下し、世界が新しい国際秩序の構築に至る混迷の時代のとば口に
立ったいま、日本の役割はかつてないほど重要である。意識を高め、力を強化し、責任を全うできる国へと生まれ変わる絶好の機会
である。
国内政治において失政を重ねたオバマ政権は議会対策にも失敗し、10月1日、政府機関の一部閉鎖に追い込まれた。17日までに
連邦債務の上限を引き上げなければ、史上初の債務不履行に陥る。
世界をも混乱に陥れかねない危機の余波で、米大統領は8日からインドネシアのバリ島で開催されるTPP(環太平洋戦略的経済
連携協定)首脳会合を欠席する。インドネシアのみならず、ブルネイ、マレーシア、フィリピンへの訪問も中止された。
米大統領の欠席を横目に見ながら中国の習近平主席はインドネシアとマレーシアを、李克強首相はブルネイ、タイ、ベトナムを前後
して訪れる。島を巡り中国と対立するフィリピンだけは徹底的に外し、孤立させる戦略である。
一方で中国は、フィリピン領有の南シナ海スカボロー礁で巨大なコンクリートブロックを積み上げて建造物建築の準備に入った。
12万もの国民を殺害したシリア政府に対して全く軍事介入しなかったオバマ大統領を、有事にも動けない大統領と、中国が見切った
結果であろうか。
シリア問題を巡る優柔不断でロシアのプーチン大統領に外交的敗北を喫したのと同様の敗北を、中国に対しても繰り返そうとしている
のがオバマ政権だ。南シナ海沿岸のASEAN諸国の米国に対する信頼は揺らがざるを得ず、アジア諸国の信頼が厚い日本の貢献が
切望されるゆえんだ。
(中略。>>2以降に続く)