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ワシントンでタクシーに乗った時、目的地の30メートルほど前で「降りろ」と言われた。戸惑いながら従うと、
運転手は新しい客を乗せて走り去った。米国人の助手に尋ねたら「次の客を見つけたら手前でも降ろす。時々あります」。
政治のあおりとはいえ、今月から観光施設まで閉鎖されたのも「サービスは二の次」という体質の表れだろう。
だが、米国には別の顔もある。ワシントンに赴任して間もなく、現地校に通う娘が8歳の誕生日を迎えた。
パーティーに10人以上の同級生を招待したが、「急に転校してきた外国人のためにどれだけ集まってくれるだろうか」と
直前まで気をもんだ。ところが、ほぼ全員が大きなプレゼントを抱えて次々と駆けつけ、盛大に祝ってくれた。
東京五輪の招致演説では「日本のタクシー運転手は世界で最も感じが良い」と「おもてなし」の精神がアピールされた。
確かに日本人のきめ細かな配慮は世界に誇れる。しかし、ヘイトスピーチが公然と繰り広げられる国に外国人を
分け隔てなく迎え入れる文化は根付いているだろうか。【木村旬】
ソース:URLリンク(mainichi.jp)