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日本でK-POP人気に火を付けた韓国女性5人組、KARAのニコル(21)が近く脱退、
現役大学生のジヨン(19)も契約更新が微妙になってきた。
所属事務所は解散を否定するが、3人だけが残留という“空中分解”になりかねず、日韓のファンに衝撃が走っている。
これが韓流ブーム終幕の潮目になるのか。
本紙が「KARA解散危機」を報じた4日、韓国メディアは騒然となった。所属事務所のDSPメディアはただちに「解散報道は事実無根」と発表。
しかし、夜になるとニコルについて「再契約の意思がない」として来年1月の契約満了で脱退することを明かした。
韓国の名門・成均館大学に通う最年少メンバーのジヨンも「KARAを離れる方向で調整しているようだ」と関係者。
8日横浜アリーナでスタートする日本ツアーは“5人最後の公演”となる。
メンバーの脱退は、個々の事情だというが、背景には韓流ブームの退潮がある。
約10年前にペ・ヨンジュン主演の「冬のソナタ」が大人気となり韓流ブームが勃発。
ドラマや映画が続々と上陸した。続いて、4年前ごろからはKARA、少女時代、東方神起、
BIGBANGなどの音楽グループがK-POPブームを巻き起こした。
音楽評論家の富澤一誠氏は、「当時、AKB48など日本のアイドルは学芸会的な親近感を打ち出していた。
一方でK-POP勢は鍛えられたダンスや歌で新鮮味があり、ルックスが揃っていた」と語る。
しかし、20組以上のグループが来日し、やがて供給過剰に。 「KARAや少女時代を超えるグループがなく、飽きられてヒットが出なくなってきた。
加えて昨年からの日韓関係の悪化で“韓国嫌い”の風潮も日本に蔓延している。K-POPという台風の暴風域が過ぎて、温帯低気圧に弱まった感じだ」と富澤氏。
K-POP勢の中では親日的といわれるKARAの日本人気は依然、衰えていない。
だが、グループによってはタダ券を配らなければ客席が埋らないケースも増えている。
ベテラン芸能ライターが証言する。
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