13/10/04 16:41:42.84 lWg5OLKL0
まず、何でもすぐ正当防衛を認めちゃうと、違法な行為に対する違法阻却制度の基準が緩慢になる
特に、本件の場合は、ナイフで相手を刺し、死に至らしめている。行為だけなら、通常は立派な殺人罪だ
仮に相手の行為を防ぐために刺したとしても、死という重大な結果を導いたことについては、故意はなくても過失がある
事件当時、どのような急迫不正の状態に身を置かれ、他の一切の選択の余地がなかったか、相手の男にどこまで犯意があったのか
入念に調べて判断を下す必要があるだろう。行為も問題だし、あとは死という結果を予期できたかどうかの予見可能性も過失判断として重要
何でもかんでも正当防衛だからって論理は日本で通用しない。行為の相当性も含めて、どこまでが許容されるのか
もちろん被害者に対する配慮は当然だが、法秩序の安定からいって、防衛行為の範囲を広げるのは難がある
だから、罪には問わないけど過失致死に対しては不起訴処分が妥当かと