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(>>1の続き)
ネット上で「在日特権」を知った者が、手弁当で街宣やデモに参加する。その手法は「行動する保守」として新しい運動を生み出しても
いる。在特会を1年半以上にわたり取材してきたジャーナリストの安田浩一氏が語る。
「社会で孤立していた人々がネットで結びつき、社会を獲得するのは、運動としてはありだと思うのです。在特会には根源的なものと
して、自分の存在を認めてほしいという承認欲求がある。在日や左翼もそうやって権利を獲得してきた。ただ、運動の動力が差別や偏見
ではいけない。いまや在特会の街宣やヘイトスピーチは、他者を嫌い貶め、自分の存在を優位にするための運動に成り下がっている
のです」
だが、こうした排斥運動は、韓国でも問題となっている。「韓国の大学で在特会について講演した時、“外国人に排他的になる気持ちは
わかる。むしろ人間の本能じゃないか”という質問を何度も受けたのです。日韓両国で、社会から孤立し、会社にも所属できない人が
増えている。かろうじて所属できるのが国家。そして国家に敵対するもの、国家が認めないものを排除する。椅子取りゲームの論理が
働いている。たとえ在特会がなくなっても、社会的空気は今後も続くでしょう」(安田氏)。
「在日特権」は、この空気が生みだした言葉なのだ。
(終わり)
※なお、「FLASH」10/15号では「在日特権」とされているものについて、6ページにわたり詳細にレポート・分析されていますので、
誌面でご確認下さい。