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カネボウの美白化粧品による「白斑」被害問題で18日、都内の女性(41)が、
東京地裁に約4800万円の損害賠償を求め提訴した。この件で提訴が行われたのは全国初。
裁判所に現れた女性の顔や首、腕にはくっきりと白いまだら模様が浮き上がっていた。
女性は2011年7月に同社が開発した美白成分「ロドデノール」を含んだ化粧品の使用を開始。
同年9月ごろから肌にかゆみなどの症状が出始め、顔や首のほか腕にも白斑が出た。
原告女性本人が語る。 「初めはブツブツと発疹のようなものが出たので伝染性の皮膚病を疑いましたが、
次第に色が抜け、日に当たるとそこだけがヒリヒリして赤くなった。
人の目が恥ずかしくて出歩けず、家でもカーテンを閉め切っています。
7月に回収が発表された後、カネボウの人が訪ねてきましたが、商品を回収したいというばかりで、
『今までかかった治療費を渡す』とは言っていましたが、その後は1本の電話もない。最近、治らないんじゃないかという不安が強くなってきました」
現在、被害者数は同社が把握しているだけでおよそ1万人。同様の提訴が相次げば、莫大な額の賠償が求められることになる。
「4800万円という額が妥当かどうかは判断の分かれるところ。慰謝料に加え、積算では、自賠責制度の障害等級が目安となります。
白斑が『外貌醜状』として、どの等級に区分されるかが焦点です。これに被害者の年齢などから今後の遺失利益が算出される。
若い人なら、賠償額はより上がります」(司法関係者)
原告側は賠償請求の増額も検討中だという。
同社は約1万人の被害者のうち、約2400人が「回復、回復傾向」と発表しているが、いぜん多くの被害者は症状の改善が見られない。
「親会社である花王は今回の自主回収で100億円程度の損失を予想していますが、損失額増大の可能性は否めない。
市場では、花王がどこまでカネボウを支えるかに注目が集まっています」(市場関係者)
夏坂真澄社長は会見で謝罪し、社長、会長らの役員報酬を半年間10~50%減額する処分を発表したが、「減俸なんてどうでもいいから治してほしい」(原告女性)
悲痛な訴えは届くのか。
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