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優秀な遺伝子も打ち負かし得る貧困―知能を左右するのは環境(ウォールストリートジャーナル)
2013年 9月 25日 18:31 JST
米専門誌「サイコロジカル・サイエンス」の最新刊では、エジンバラ大学のティモシー・C・ベイツ氏とその同僚たちによる遺伝子、
SES(社会経済的状態、つまりどれほど裕福で高度な教育を受けているか)、IQの関連性に関する研究が報告されている。
彼らはすべてのDNAを共有する一卵性双生児と一部のDNAしか共有しない二卵性双生児の違いを統計学を使って分析した。
心理学者たちが双子たちの研究を開始してすぐ、同じような水準のIQを持っている可能性は二卵性双生児よりも一卵性双生児の
方がずっと高いということがわかった。IQは「遺伝性」が高く、その差は遺伝的違いによるものだ、と彼らは結論付けた。
しかし、研究対象となったのはSESの高い双子ばかりだった。バージニア大学のエリック・タークハイマー氏とその同僚たちは、
貧しく、SESの低い家庭で育っている双子たちの状況はかなり違っているということに気付いた。
そうした一卵性双生児と二卵性双生児のあいだにはほとんど差がなかったのだ。
IQにはほとんど遺伝性が見られなかった。
優秀な教師に付きっ切りで教わったかどうかといった環境の違いの方がよっぽど重要なようだった。
ベイツ氏のチームの新たな研究では、子供たちが成長した後も同じ結果が出ることがわかった。
貧しい家庭で育った人々にとってIQの遺伝性はかなり低かった。このことに矛盾を感じる人もいるかもしれない。
結局のところ、人のDNAはどのように育とうが同じままなのだから。だが、IQが教育に影響されるとすれば説明がつく。(抜粋)
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