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★外国人実習生の失踪が県内で激増 円安で収入減、高給求め都会へ
福井県内の企業で働く外国人技能実習生の失踪が、今年に入って激増している。背景には、なくならない
賃金未払い問題に加え、急激な円安で「稼げる額」が目減りし、より高い収入を求める意識が働く現状がある
ようだ。一方、県内で今年、逃げたベトナム人実習生による窃盗事件が発生。行き詰まった失踪者が犯罪に
手を染める危険性は高く、治安にも影響をみせている。
県警公安課によると2012年末現在、県内では中国やベトナム、インドネシアなどから2992人の実習生を
受け入れている。失踪者数は11年が18人、12年が29人だったのに対し、今年は9月24日時点で54人と
大幅に増えている。
実習生の労働環境をめぐっては、10年7月に改善を図るため制度が改正された。滞在3年間を通して実習生の
身分となり、最低賃金が保障されるようになった。以前は最初の1年間は研修生で、この間は最低賃金をはるかに
下回る収入しか得られなかった。
しかし、問題は収まっていないようだ。全国の労働基準監督署が、実習生とトラブルのあった事業所に監督指導
した件数のまとめ(厚生労働省)によると、ここ5年は毎年2500件前後で推移。11年は2748件、
12年は2776件と減少する気配はない。
実習生を受け入れているある組合の代表者は「中小企業の経営不振で残業が少ないことに対する不満に加え、
円安による収入の目減りが加わった」と環境の変化を説明する。
実習生のトラブルに詳しい外国人研修生権利ネットワーク福井の高原一郎さんによると、実習生が祖国の送り出し
機関で使う額は100万円ほどになる。これだけ払って来日しても、適正な賃金を支払わないブラック企業が存在
するほか、逆らえば帰国させられる実態があるという。>>2へ続く
(2013年9月25日午前7時05分)
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