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医学不要論 内海 聡 (著) p92-93 一部抜粋
医学不要論についても肯定せざるをえない現代医学、西洋医学とはいかなるものであろうか。具体的に挙げれば次のようなものがあるといえる。
① 心筋梗塞、脳梗塞など梗塞性疾患の急性期
② くも膜下出血、潰瘍出血、ガンからの出血など、出血の急性期
③ 肺炎、胆管炎、髄膜炎などの重症感染症
④ 交通事故、外傷、熱傷、骨折などに伴う救急医学的処置
⑤ 誤嚥による窒息、溺水、低体温などの救急医学的処置
⑥ 腸閉塞、無尿など排泄にかかわる生命にかかわるものへの救急医学的処置
⑦ 胎盤剥離、臍帯捻転、分娩時臍帯巻絡など、産婦人科の救急医学的処置
⑧ 失明、聴覚喪失などに関する救急的医学的な処置
⑨ 薬物中毒症や毒性物質の暴露に対する処置
⑩ 染色体や遺伝などの異常が100%わかっている疾患への対応
⑪ 未熟児の管理
⑫ サイトカインストームなど免疫の重症な異常状態への処置
くらいのものであろう。ここでのキーワードは至極明快である。
つまり、「ほうっておけば死ぬもの」「ほうっておけば死にそうになるもの」「ほうっておけば体の機能を喪失するもの」、
ただこれだけが現代西洋医学が扱うべきものであるということだ。
これらのほとんどが、昔であれば死んでいたということが重要である。
そして、これさえも対症療法であり、いかに急場をしのぐかということのみ
に特化されているということだ。
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