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★公募校長、半数超に問題…でも「制度悪くない」
読売新聞 9月20日(金)10時27分配信
橋下徹・大阪市長の強い意向で今春からスタートしたものの、不祥事が相次いでいる市立小
中学校の校長公募制度で19日、新たに3人の民間人校長の不祥事疑惑が明らかになった。
採用された計11人のうち、これで半数以上の6人に問題が指摘される〈異常事態〉になって
いるが、市教委幹部らは同日夜、「公募制度の問題ではない」と繰り返し、来春、民間人校長の
採用枠を拡大する方針に変更がないことを強調した。
「公募制度が悪いわけではない。採用方法や研修の問題だ」
市議会で新たな不祥事疑惑が指摘された19日夜、市教委の高井俊一・教職員人事担当課長らは
議会審議の途中で急きょ記者会見。3人の所属や名前は明らかにしなかったが、問題とされる言動
について概要を説明、釈明を繰り返した。
市立小中学校での校長公募制度は、2011年の市長選で橋下市長が公約に掲げ、市教委が導入
したが、民間人校長を巡ってはトラブルが相次いでいる。
港区の小学校長が児童の保護者らへのセクハラで減給6か月の懲戒処分を受けて更迭されたほか、
市教委に無断で「採用の参考」と称してアンケートを実施した西淀川区の小学校長が厳重注意を受けた。
また、住之江区の小学校長は「スキルを生かせない」と就任からわずか約3か月で自主退職している。
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