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1936年創業。店名のロゴなどに歴史を残しながら、フレッシュな佇(たたず)まい、明るい店内。手製のメニューは、たくさんの写真と
コメントを見ているだけで楽しい。「おじいちゃん→父→私」と3代目の店主が書く食堂の歴史に、お店への愛着と誇りを感じ、気持ちが
なごむ。
「野方食堂の看板メニューはこれ!」と言う「とりから」は「昨年1年間で4万6624個売れました!」「シンプルなお料理だからこそ
懐かしく、食べ飽きないおいしさ!」と。食べずにいられない。自家製のタレに漬け込んで揚げる、とりから定食680円を注文。
とりから、量もすごい。1個が大きい、かぶりつく。サクッ、歯ざわりもいいが、音がいいのだ。快感。かむごとにとりのジュースと醤油
(しょうゆ)ベースのタレの味が口中でまざりあい、広がる。店の雰囲気も料理も「伝統」と「新作」のミックスがテーマのようだが、
めし食う人の気持ちを知り抜いているかのように、じつにうまく調和されている。めしとおかずの本分を全うしながら、昔のままではない。
大衆食堂の可能性を力強く感じた。
(大衆食堂の詩人・遠藤哲夫)
◇東京都中野区野方5の30の1 営業時間11時30分~14時45分LO、17時30分~23時LO。木曜休み。さば味噌(みそ)煮定食
760円ほか今月の店長のオススメ定食など。とりから1個110円~のトッピングや小鉢140円~など豊富なメニュー。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
写真 URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)