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「西東京のカリスマ」などと呼ばれ、東京・八王子でホストクラブを経営していた
男性が行方不明になっていた事件で、警視庁は死体遺棄などの疑いで元部下の男ら
５人を逮捕しました。男性に何があったのか？逮捕の決め手は意外なものでした。
華やかな雰囲気のなか微笑む男性。東京・八王子市でホストクラブを経営していた土田正道さん（当時４３）です。
そして、１８日。土田さんの部下だったホストクラブ元従業員の阿部卓也容疑者（２６）や
元店長、玄地栄一郎容疑者（３１）ら５人が死体遺棄などの疑いで警視庁に逮捕されました。
５人は土田さんの遺体を２０１０年１１月から翌月にかけ、阿部容疑者の父親、阿部秀樹
容疑者（５９）の自宅で損壊したうえ、遺棄した疑いが持たれています。
「警視庁は今年４月、犯行現場となったこちらの家を家宅捜索しました。この捜索で
地下にある水槽からあるものが見つかったため、捜査は大きく動き出しました」（記者）
「（警察官が）全部で７０～８０人いた。便器を外させられて水を流し、そこの泥を探っていた」（近所の人）
この家宅捜索で見つかったもの。それは人の顔の骨と歯のインプラントでした。この
インプラントが逮捕の決め手となったのです。顎の骨にインプラント＝人口歯根を埋め込み、
そこに人口の歯をかぶせる。これがインプラント治療です。見つかったインプラントには
シリアルナンバーなどはなく、当初、身元特定の捜査は難航しました。しかし、その後、
同じ型のインプラントを日本国内で６００人が使用していると判明。警視庁は５９９人の
利用者を追跡調査で割り出し、汚水槽から見つかったインプラントは土田さんのものとしか
考えられないと結論付けたのです。
玄地容疑者は土田さんからホストクラブの経営権を譲り受けましたが、関係者によりますと、
金銭トラブルがあったということです。５人はいずれも容疑を否認していますが、警視庁は今後、
動機や５人の役割分担を追及するとともに、土田さんが死亡したいきさつについても捜査を進める
方針です。（18日16:17）（抜粋）
URLﾘﾝｸ(news.tbs.co.jp)