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韓国SBS放送が15日に放送した福島第1原発事故の特集番組に菅直人元首相が特別出演し、
事故当時、 東京電力から十分な報告がなかったことなどを告白した。
韓国のメディアは、「元首相が驚くべき真実を告白した」、「信じられぬ日本」などと伝えた。
特集は「死の襲撃者-福島発放射能の恐怖-」と題し、事故から2年6カ月が経った福島原発の現状や、
原発をめぐる今後の課題について取り上げた。 日本が直面する汚染水問題、水産物への影響、
韓国原発のずさんな管理態勢などを、関係者の話を交えながら紹介した。
菅氏は、原発事故が起きた当時の首相として出演した。
「残念ながら現場の原子炉がどのような状況になっているのか、正確な情報がなかなか伝わってきませんでした」
などとインタビューに答え、東京電力への不信感をあらわにした。
番組は、東電が最近になり汚染水漏れを公表したことや、健康被害は出ていないとする日本政府の発表などを挙げ、
政府や東電は事実の隠ぺいに血眼になっていると指摘した。
安全だとして日本から韓国に輸入された1万4000トン(2013年)の水産物も、日本への不信感から韓国国民は警戒感を示しているという。
実際、韓国では今年に入ってから放射能への恐怖が限界にまで達し、SNS上では根拠のない「放射能怪談」が拡散。
韓国政府が「流布者を処罰する」と発表する事態にまで発展した。
韓国メディアは、SBS特集の内容を紹介しながら、「日本は信用できない内容を発表しておきながら、韓国には輸入禁止撤回を要求している」とし、
「韓国よりもはるかに厳しい輸入規制を設けている中国に対しては何の要求もしていない。 ロシアにも台湾にも沈黙している」と日本の対応を非難。
「韓国に対してだけ世界保健機関(WHO)への提訴をちらつかせるなど圧迫している」と主張した。
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