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皮膚表面の保護機能を高めるたんぱく質を増やし、アトピー性皮膚炎の症状を改善させる人工合成化合物を、
京都大大学院の椛島健治准教授らの研究グループが発見した。新たな治療薬の開発につながると期待される。
論文は16日付の米医学誌電子版に掲載された。
アトピー性皮膚炎は、皮膚の保護機能が低下することで異物の混入を招き、免疫異常が起きて発症する。
皮膚の保護では「フィラグリン」と呼ばれるたんぱく質が重要な働きをしていることが知られており、
アトピー性皮膚炎のほぼ全ての患者でフィラグリンが低下している。
研究グループは1000以上の合成化合物を対象に、表皮細胞を使ってフィラグリンが増えるかどうかを調べた。
見つかった化合物を実際の皮膚により近い細胞で試したところ、フィラグリンの増加を確認。
アトピー性皮膚炎のマウスに飲ませると、6週間後に明らかな改善が見られた。
椛島准教授は「アレルギー反応を抑える現在の治療薬に対し、
皮膚の保護機能を強化する新たなアプローチで新薬開発が期待できる」と話している。
時事通信 9月17日(火)0時17分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)