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日本維新の会は、堺市長選に党の総力を挙げて臨む。党や橋下徹共同代表(大阪市長)の行く末に大きく影響を及ぼすからだ。
同時に、維新がもくろむ野党再編にも波及する。維新との連携を視野に入れている安倍晋三首相にとっても、
野党分断を狙う意味で無視できない選挙といえる。(松本学、力武崇樹)
「『大阪都民』としてのプライドをもって、20年後、30年後に五輪を大阪に持ってきたい。
『大阪都』構想で堺の地名はなくなりません。オレオレ詐欺に匹敵するぐらい『堺なくなる詐欺』ですよ」
橋下氏は15日、堺市内の街頭演説で五輪の話題で有権者の心をくすぐり、「堺は一つ。堺をなくさない」と訴えて
都構想に反対する現職候補をこき下ろした。
橋下氏は、大阪市と堺市を一体にした大阪都構想を最大の政策課題に掲げてきた。
再来年12月までの市長任期中に都構想に道筋をつけて、その実績をひっさげて
国政進出を狙うとされている。橋下氏には自民党に対抗する新党結成という目標もある。
そのためにも、大阪維新の会公認の新人候補の勝利が必要不可欠なのだ。
ただ、市長選で勝利しても、維新主導の再編への必要条件にすぎない。
橋下氏と犬猿の仲であるみんなの党の渡辺喜美代表はブロック(政党連合)構想を掲げ、
同党内の引き締めに必死だ。橋下、渡辺両氏の間で野党内の主導権争いが激化し、野党の中が混乱することもありうる。
もし新人が敗れると、都構想は頓挫し、橋下氏の求心力低下も避けられない。野党再編の主導権を握るのは困難となり、
渡辺氏や、ブロック構想に傾斜する民主党執行部のペースで野党内が動く可能性は高い。
橋下氏に近い維新議員は民主党、みんなの党の中堅・若手と「DRYの会」を結成し、
新党結成の地ならしを進めてきたが、その努力も水泡に帰してしまう。
橋下氏が共同代表を引責辞任すると言い出すことも考えられ、党の解体に直結する事態も予想される。
このため国会議員団幹部は早くも「首長選で国政政党の代表が辞任する必要はない」と予防線を張り、
松野頼久国会議員団幹事長も15日、堺市に駆けつけた。
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