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中国で過激な体制批判は控えながら、法治や市民の権利実現などを訴える「新公民運動」を支援してきた著名な企業家、
王功権(おうこうけん)氏(51)が13日、公共秩序を乱した容疑で北京の公安当局に拘束された。同氏と親しい人権活動家が明らかにした。
中国では人権活動家らの運動を支持する企業家らにまで取り締まりの動きが強まっており、ネット上では強い反発の声が出ている。
王氏は13日午前、20人以上の警察官に北京の自宅から連行され、パソコンなどが押収されたという。
王氏は投資家として成功後、政治問題についても発言するようになった。
7月に北京の公安当局に拘束された人権活動家・法律家、許志永(きょしえい)氏らを支援し、
憲法に基づく理性的な行動で社会の変革を求める「新公民運動」を推進。
共産党幹部の資産公開を求める活動をしていた許氏の拘束直後には、釈放を求めてネット上で署名活動を行っていた。
中国当局は4月以降、資産公開を求める運動をしていた人権活動家らを相次いで拘束。
さらに中国版ツイッター「微博」で1210万人以上のフォロワーを持ち、社会問題に積極的な発言をしていた人気ブロガー、
薛必群(せつひつぐん)氏が8月下旬に拘束されるなど、ネットで影響力を持つ社会派知識人も社会引き締めの対象になっている。
王氏と親しい人権活動家は「社会への影響力が強い王氏の拘束も、体制批判を封じるための動きの一つだ」と批判している。
こうした動きにネット上では反発の声が出ているが、中国当局は引き締めを強める。
中国最高人民法院(最高裁)と最高人民検察院(最高検)は今月9日、
ネット上の書き込みで公共秩序を乱したり、民族・宗教的な衝突を引き起こすなどした場合は
罪に問うとの法的解釈を明示。ネットは「公共空間」であり、そこにデマを書き込んだ場合は「騒動挑発罪」に問うとした。
中国憲法に詳しい法律関係者は「政府が取り締まる公共空間の範囲を無限に拡大させるもので、危険だ」と懸念を示している。
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