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九日に行われるノルウェーの総選挙で、野党連合の中道右派が勝利して連立政権を樹立し、イスラム系移民の受け入れ制限を
掲げる進歩党が初めて政権に参加する可能性が高まっている。政権交代が起きれば八年ぶり。進歩党の政権参加は、移民に寛容な
福祉国家の方針に影響を与えそうだ。
進歩党は、二〇一一年に爆弾や銃乱射による連続テロで七十七人を殺害したブレイビク受刑者が一時所属していた政党。世界に
衝撃を与えた事件後、進歩党は支持率を一時落としたが、今回の選挙では野党連合の四党による連立交渉のカギを握っている。
ノルウェーは人口の14%を移民が占める。進歩党は、欧州以外からの移民を大幅に制限すべきだと主張し、一九九〇年代から躍進。
現在は議会(比例代表の一院制、定数一六九)で第二党の四十一議席を占める。ただ、同国では中道左右両派が政権交代を繰り返し、
進歩党はこれまで一度も連立への参加を求められなかった。
最新の世論調査によると、ストルテンベルグ首相率いる中道左派の最大与党労働党は支持率が31%でトップだが、議席数は与党連合
では過半数(八十五)に満たない七十三議席前後にとどまる見通し。
一方の野党連合は保守党が四十五議席程度で第二党となり、支持率16%の進歩党が約三十議席で第三勢力になるとみられる。
過半数確保には、自由党など他の二党を加えた四党連立が必要で、保守党のソルベルグ党首は進歩党と組むことに意欲を示している。
ただ自由党などには進歩党へのアレルギーがあり、連立交渉が難航する可能性もある。
進歩党は保守党と同様、減税や国営企業の民営化を主張。与党は長期政権への飽きから支持率を落としている。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)