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全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果、小学生の知識を問う「国語A」で県内の
小学生の平均正答率が全国最下位だったことを受け、県教育委員会の安倍徹教育長は4日、
市町教委の教育長らと対策を話し合った。安倍氏は「厳しい言い方をすれば、
(授業を)やりっ放しではないか」と危機感を示したが、具体的な解決策についてはだれも
触れなかった。
学力テストは小学生と中学生を対象に、国語と算数・数学で、知識と応用力を問う計4科目で
行われた。県内の小学生の平均正答率は、全国最下位だった「国語A」をはじめ、
4科目すべてで全国平均を下回った。
一方、中学生は4科目すべてで全国平均を上回っている。
この日の会合には政令市の静岡、浜松と、市教育長会会長の沼津、同副会長の富士、磐田、
町教育長会会長の長泉、同副会長の函南の各教育長らが参加。「学校全体で、長期にわたって
児童の学力の推移をチェックする仕組みが必要ではないか」(山田幸男・富士市教育長)、
「小学校の授業はどうしても発表形式で、意見交換が多い。自分の思いを記す、書く時間が
不十分では」(高木雅宏・静岡市教育長)などの意見が出された。
県教委は意見を報告書にまとめ、学力テストの結果分析とともに10~11月頃に公表する。
(2013年9月5日 読売新聞)
授業「やりっ放しでは」、教育長が危機感示す : 静岡 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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