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日本文学の源流を沖縄などに伝わる歌に求めた研究で知られる
民俗学者の谷川健一さんが亡くなりました。92歳でした。
谷川さんは熊本県の出身で、出版社の平凡社で雑誌「太陽」の初代編集長などを
務めたあと、昭和43年から在野の民俗学者として文筆活動を行ってきました。
民間芸能や年中行事などに関する書物をまとめた「日本庶民生活史料集成」や
民俗学の基礎資料の編集に力を注いだほか、地道なフィールドワークに基づいた
多くの著作を発表し、その成果は「谷川民俗学」と呼ばれています。
なかでも、日本文学の源流を鹿児島県奄美地方や
沖縄に伝わる歌に求めた「南島文学発生論」が高い評価を受けました。
また、宅地開発や市町村の合併で古い地名が次々と失われていることに危機感を抱いて
昭和56年に川崎市に日本地名研究所を設立し、
所長として地名の研究や保存運動に力を注いできました。
こうした功績から平成19年には文化功労者に選ばれています。
亡くなった時期や病名については、家族の意向で現時点では公表が控えられています。
8月25日 5時56分
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