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―戦争を体験した世代として、若者たちに伝えたいことはありますか。
湯川:世界中には、お腹が空いていても、一日一回のご飯も食べられないで死んでいく子どもたちがたくさんいます。
天災の影響だけではなく、人々の争いによって、そういう状況下に置かれている国もあります。どんな理由があっても、
人が人を殺してはいけません。このエッセイを機会に考えてほしいです。
常に、平和の中で生きていくためには、どうすればよいだろうかと考える必要があります。ただ、DNA的に男性には難しいことなのかもしれませんね。
なぜなら、男の人の本能があるからです。男性性というか、男の人の本能は、時として、人を凶暴にさせます。
私が印象的だったのは、昔ビートルズが来日したときです。女性たちは皆「キャーキャー」と騒ぎましたが、
男性たちは一様に「ムスッ」とした態度をとりました。おそらく異国から来たわけのわからない男たちに、
自国の女性たちがメロメロになっている状態に危機感を抱いたのではないでしょうか。
でも、平和な社会を実現するためには、対立し合うのではなく、お互い相手を理解し、話し合わないといけません。
男の人には、平和な社会を実現するために何ができるのかを考えて欲しいですね。
これは、男の人が考え抜くしかない問題ですが、きっとできるはずです。(終)