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★自民TPP慎重派、嘆き 「情報なく議論できぬ」
日本が交渉に参加した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で、交渉過程に関与できない自民党議員に無力感が漂っている。
20日の慎重派議員の会合では、情報が不十分だとの不満が噴出。昨年の衆院選と先の参院選で主要農産品の
関税維持などの「国益を守る」と訴えて当選した議員が多いだけに、有権者との板挟みの苦悩もあるようだ。(酒井充)
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約50人が出席して20日に党本部で開かれた「TPP交渉における国益を守り抜く会」(森山裕会長)の会合。
最大の焦点は、交渉内容の開示だった。交渉参加国は、交渉内容を明かさない秘密保持契約を結んでいる。
日本も例外ではなく、「情報がない中で議論しろというのか。ガス抜きにもならない」(上杉光弘元自治相)などの
怒りや嘆きの声が相次いだ。
自民党は石破茂幹事長をTPP問題の「窓口役」として対応を一元化している。
だが、会合では細田博之幹事長代行までもが「石破氏が一括して判断するといっても、簡単にはいかない」と発言。
]政府側は関税撤廃を求める品目リストなどについて「甘利明TPP担当相の指示を受けて作成している」と出席議員に理解を求めたが、
「守るべき国益とは何か」との「そもそも論」まで飛び出し、迷走した。
自民党は衆院選で「聖域なき関税撤廃を前提にする交渉参加に反対」と訴え、
参院選でも「守るべきものは守る」と公約に盛り込んだ。
議員の不満の背景には「このままでは地元に説明がつかない」という事情も大きい。
森山会長は「国益を確保できなければ脱退もあり得るとの自民党の決議をよく知ってほしい」と政府側にクギを刺したが、
1時間40分に及ぶ長時間の議論が、堂々巡りに終わった印象は否めない。
産経新聞 URLリンク(sankei.jp.msn.com)