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5年後の18年、18歳以下の人口が減少期に入り、大学の学生獲得戦争が過熱する。
この「2018年問題」を前に、各大学は存続を懸けた対策を講じている。課題に掲げられるのは、
教育面の見直しに加え、施設の新設・リニューアルといった環境整備。なかでも近年、
学食の改善に力を入れる大学が増えている。「今や学食は大学をPRする要素の一つ。
しゃれた施設や豊富で味がいいメニューは当然という風潮だ」（学食研究家で大学講師の唐沢明氏）。
90年代以前にも、中央大学多摩キャンパスの学食棟「ヒルトップ'78」や
明治大学駿河台キャンパスの「スカイラウンジ暁」など、“きれいでうまい学食”は存在した。
もちろんこれらも、福利厚生施設を充実させるという目的があったが、主なきっかけは校舎の
老朽化や移転。一方、近年の学食改革は、学生獲得の一手という側面が強い。
学食の満足度を上げる早道として増えているのが、外部企業の誘致だ。飲食店を招く例は古く、
80年代には関西学院大学が地元の有名ステーキ店、三田屋本店に入店を依頼。今でも根強い人気があり、
学外からも客が訪れる。現在、多くの大学で定評があるのは、銀座スエヒロカフェテリアサービス。
学食が「汚い」「まずい」と不評だった駒澤大学は、
学生とともにさまざまな企業のメニューを試食し、12年から同社に運営を委託するに至った。
つづきます
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駒澤大学×銀座スエヒロ 牛肉120gのステーキランチが500円。
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