13/08/18 17:10:04.28 3FvRaiwt0
規制緩和や構造改革は、マクロ成長に寄与なんざしねーよ。
消費性向は一定なので、何かが売れれば何かの消費が削られるからだ。
新産業分野の消費が伸び投資が伸びる分、旧産業の消費が削られ投資が落ちる。
しかも! サービス業は労働集約型で人件費の塊りなので、「 規模の経済効果 」 が効かない。
短期の規制緩和はもちろん、長期での成長や成熟化には効率化が不可欠になるが、
それを追求すると人件費逓減圧力がダイレクトにかかる。
そんな脆弱な産業で規制緩和し、サプライサイドを刺激してみろ。
皆んなさんざん、タクシー業界の大失敗や物流の偽装請負、バス事故頻発をあげてるだろ。
だから千葉県の森田知事が導入した、
理髪店の規制強化 ( 洗髪台がないとしてワンコイン理髪を規制した ) は正しかった。
当初は森田叩きも多かったが、デフレスパイラルな値下げ戦争と共倒れを980円前後で食い止めた、英断。
小売も、サービス業並に非正規雇用化が5割以上と人件費の流動性が高く、
固定費でなく変動費化してしまってる。
規制緩和による競争激化は、イトーヨーカ堂みたくますます非正規雇用化を進める。
よりマクロな 構 造 改 革 に し て も 、 完 全 雇 用 達 成 の 後 で や る べ き で、
その前にやってしまうと失業者が再雇用されず、社会への負担が増すだけ。
規制緩和が効果的なのは、
「 規模の経済効果 」 が働くので生産性向上や効率化追及が技術革新を刺激する産業だけだ。
製造業や、半導体や石油化学飲食メーカーなどの装置産業、通信インフラや鉄道、放送事業などな。
規制緩和では即、消費性向があがらないので、
規制緩和連呼厨の経済音痴バカはシュンペーターのイノヴェーションを持ち出して誤魔化す。
あれは50年スパンの超長期サイクルのことで、経済史の話。
マクロ政策でも公共経済でも何でもない。