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(>>2の続き)
ところが上海の学校も日本同様、夏休み中で、実際の授業の様子は視察できずじまい。学習塾だけの
見学となった。これは県教育庁も申し開きできない問題だが、帰国後に鹿児島空港で取材に応じた
豊島真臣教育次長は「教員の話を聞き、子供たちの活動も見られて有意義だった」などと成果を強調
している。
◆肝心の上海ー鹿児島路線維持も「?」
ところで、第1陣と同じ飛行機で7月10日に上海入りした伊藤知事は現地の中国東方航空本社を
訪れ、鹿児島-上海線の維持を申し入れたが、確約は得られなかった。知事や県によると、会談した
旅客マーケティングの責任者で副社長クラスの董波氏は運航コスト低減の支援などを要望し、県側は
具体案を検討する方針を伝えたという。
路線維持の確約が得られぬばかりか、足下を見られて、新たな“宿題”を背負わされた形だが、
伊藤知事は帰国後の定例記者会見で「具体的な細かい話や条件ではなく、一般的にこちらがお願い
しますというわけだから。あちらから来る方の便益を図ってくださいね、という程度の話だ」と
開き直った。
「路線維持のための緊急措置」という目的が達成できなければ、知事の政治責任が問われること
になる。県が掲げる「職員の国際感覚や幅広い視野の醸成などを図る」との目標もお題目に過ぎず、
実態は「お気楽な慰安旅行」に尽きるのだが、伊藤知事は「個別の成果はそんなに期待していない。
心の中に織り込んだ風景がやがて立派な行政マンに育つ糧になる」と、何だかよく分からない発言を
している。
◆高校生の修学旅行の方がマシ
当然だが、今回の研修旅行への県民の反発は相当なものだ。
「高校生の修学旅行の方がまだ充実しているかと思える内容のない無意味な計画」「財政調整
積立基金から繰り入れるのは違法だ」
伊藤知事に派遣中止の勧告を求めて住民監査請求を起こした鹿児島オンブズマンは7月18日、
その意見陳述会で事業をこう批判した。
(>>4-に続く)