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経済産業省は、福島第一原子力発電所から海に流出している汚染水の量は、概算で1日300トンに
上るという見解を示しました。
それによりますと、福島第一原発の地下には、毎日およそ1000トンの地下水が山側から流れ込み、
このうち300トン程度が高い濃度の放射性物質が検出された井戸の周辺を通り、汚染水となって海に
流出しているということです。残りの700トンのうち、400トンは1号機から4号機の建屋の
地下に入り、300トンは汚染されずに海に流れ出ているとしています。
海への流出を防ぐため東京電力は、護岸沿いの地盤を特殊な薬剤で壁のように固める工事や雨水の
流入を防ぐために地表をアスファルトで舗装する工事を進めていますが、こうした工事が完了しても
60トン程度は流出するということです。
この概算について、経済産業省は、流出量や汚染の程度などの詳細な分析ができているものではなく、
東京電力の地下水位などのデータを参考にしたとしています。また、流出が始まった時期は分からず、
事故直後から続いている可能性は否定できないということです。
汚染水流出量を確認へ
経済産業省が福島第一原発から海に流出している汚染水の量が、概算で1日300トンに上るという
見解を示したことについて、東京電力の今泉典之本部長代理は、7日夕方の会見で、「実際どれくらいの
汚染水が海に出ているのかはっきり言えない。『300トン』という数字は聞いていないので、確認させて
ほしい」と述べました。
▽NHK
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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