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兵庫県西宮市の駅周辺で今年に入り、男が女性の胸や尻などを触って、すぐに逃走する
「ワンタッチ痴漢」が相次いでいる。６月末までの届け出は３３件。駅周辺の路地などで、
深夜にスマートフォンなどを使用しながら徒歩で帰宅途中の会社員や大学生が被害に遭う
ケースが多いという。兵庫県警は「強制わいせつや強姦事件にエスカレートする可能性もある」
として警戒を強めている。
６月１８日午後１０時５０分ごろ、西宮市甲東園の路上で、女性会社員（２４）が後ろからきた
男に尻を触られた。女性が振り返ると、男はそのまま走って逃げた。女性は阪急甲東園駅を
降りた後、スマホを使用しながら住宅街を歩いて帰宅していたという。
県警西宮、甲子園両署によると、西宮市内では今年１～６月、こうした痴漢行為が昨年同期に比べ
４件多い３３件発生。男は徒歩か自転車で追い抜きざまやすれ違いざまに無言で女性の胸や
尻をタッチ、女性が驚いたときにはすでに逃走しているという。
頻発しているのは（１）阪神甲子園駅（２）阪急西宮北口駅（３）阪急門戸厄神駅（４）阪神西宮駅－
などの周辺で、人通りがまばらで街灯が少ない路地や住宅街が多い。
時間帯は午後１１時～午前０時ごろに集中。被害を受けた女性の多くはスマホを操作したり、
イヤホンで音楽を聴いたりしており、男の接近に気付かなかったとみられる。
県警は駅周辺のパトロールを強化。西宮署は地域防犯ボランティアらのメンバーと一緒に
５月以降、阪急夙川駅前などで痴漢が多発していることを知らせるチラシを配布するなどして
「スマホを操作したり、音楽を聴きたりしながら歩かないで」と注意を呼びかけている。
MSN産経ニュース
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ワンタッチ痴漢発生場所
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