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ことし上半期の東京都内の振り込め詐欺の被害額は４１億円余りに上り、
年間の被害が過去最悪だった去年の同じ時期をさらに８億円余り上回った
ことが分かりました。
警視庁によりますと、ことしに入って６月までに都内で発生した振り込め
詐欺の被害は、未公開株などの金融商品の購入をもちかける手口も含めて
１２６３件に上り被害額は４１億１４８０万円でした。
これは今の形で統計を取り始めて以降年間の被害が最悪だった去年の
同じ時期を４１２件、被害額で８億７０００万円余り上回っています。
このうち息子などを装って電話をかけて金をだましとる「オレオレ詐欺」の
被害が２６億１０００万円と最も多く、手口も金融機関での振り込みではなく、
被害者の自宅などに出向いて直接、現金を受け取るケースが増えていて、
オレオレ詐欺全体の８４％を占めています。
また４１７人の検挙者のうち１０代と２０代の若者が６５％を占めていて、
中学生や大学生が現金の受け取り役として逮捕されるなど、未成年者が
アルバイト感覚で詐欺に加担するケースも目立ってきています。
警視庁は大学に警察官を派遣して詐欺に関わらないよう学生に注意を
呼びかけるとともに、詐欺グループの摘発にさらに力を入れることにしています。
▼NHKニュース ［8月3日 5時27分］
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