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影響大きい問題の長期化 製薬産業への信頼崩れる危険性 降圧剤データ操作問題
国内約900万人とされる高血圧症患者。
降圧効果のみならず脳卒中や心臓病のリスクも低下させるという「ディオバン」の臨床研究は、
成果が画期的だったゆえに、データ不正問題が与える影響は大きかった。
元社員のデータ操作が確認されなかった一方、
「調査に限界がある」としたノバルティスファーマの第三者機関による調査結果は、
不正なデータ操作を認めつつ、関与した人物を特定できなかった京都府立医大の調査結果とあわせ、
「なぜ問題が起きたのか」という患者や社会の疑問に答えることはできなった。
安倍晋三首相は、成長戦略で医薬品の開発を柱の一つと位置づけているが、
問題が長引けば、日本が築いてきた製薬産業への信頼が崩れていく危険性がある。
厚生労働省は来月初めにも不正防止策の検討委員会の設置を決めているが、
今後は問題解明に向けた対応についても求められることになりそうだ。
京都府医大の論文問題で問題が指摘されているノバルティス社の高血圧薬「ディオバン」
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
msn産経ニュース 2013.7.29 23:53
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