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★日中関係について大学生が討論
沖縄県の尖閣諸島を巡り日中関係が冷え込むなか、日本と中国の大学生が大気汚染など環境問題について意見を交わし、
対応策を考える討論会が東京で開かれました。
この討論会は日本科学協会が主催していて、日本と中国の大学生など合わせて５５人が参加しました。
討論は環境問題をテーマに意見が交わされ、日本の学生がＰＭ２．５による大気汚染が注目されていることを紹介したのに対し、
中国の学生はＰＭ２．５より中国国内の飲料水の安全性の方が深刻な問題だと指摘していました。
また、今後の対応策について、日本の学生からは「日本の先進技術をもっと中国で生かすべきだ」という意見が出た一方で、
中国の学生からは「レジ袋をもらわないという意識は中国の方が高い。過剰包装を控えることが日本に求められる」といった意見が出ていました。
この討論会は当初、ことし２月に開かれる予定でしたが、沖縄県の尖閣諸島を巡り日中関係が冷え込んでいる影響で、延期されていました。
参加した中国の女子学生は「日中関係が冷え込んでいる時こそ、民間の交流がいちばん重要で、お互いの理解を深めることができると思う」と話していました。
主催した団体は今後も日本と中国の大学生が交流する催しを定期的に開いて、日中関係の改善につなげたいとしています。
ＮＨＫ 7月26日 17時26分
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