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約4300万人が利用するICカード乗車券「Suica(スイカ)」の乗降履歴が、今月からJR東日本によって
市場調査用データとして販売され始めた。
JR東は「名前などは匿名化している」として、利用者に販売の事実を説明していなかった。
国土交通省は個人情報保護法に抵触する可能性がないかJR東から事情を聞く一方、
「事前に利用者に説明すべきだった」と注意した。
企業の熱い視線がビッグデータに注がれる一方、プライバシー保護については明確なルールがない状態だ。
提供データは、私鉄を含む首都圏約1800駅の利用者の性別、年齢、乗降日時。定期券として使う客の
場合も氏名や住所は除き、IDで個々のデータを識別する。日立製作所が購入し、駅ごとの集客力や客層を
分析の上で販売。
情報料は最低で年500万円になるが、「企業のマーケティング戦略に役立ち、需要は大きい」と説明する。
ソース
読売新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)