13/07/13 00:45:41.61 0
*続きです。
◆“包丁”開発者の責任
「この人を絶賛してるやつ一杯いるけど、この人のせいで人生棒に振ったひともたくさんいるよな」
「この人のせいじゃないだろ。包丁使って通り魔殺人があったとしても、悪いのは通り魔犯であって、
包丁を作った職人さんじゃない」
「包丁は99%普通に使われる。ウィニーは99%違法行為に使われる」
「アメリカでは銃は100%人を傷つけるために使われるが、銃の製造者自体は犯罪者ではない」
これは、金子さんの死を受けてネット上で交わされた議論の一部だ。
金子さんは「ソフト開発が罪となると技術者の大きな足かせとなる」として徹底的に争い、無罪を確定させた。
ただ、長い裁判に伴い、ウィニーの開発は完全に止まった。
「日本のインターネットの父」といわれる慶応義塾大の村井純教授(58)=情報工学=は、本紙の取材に
「ひょっとしたらウィニーがビジネスの基盤に育っていた未来があったかもしれない。ただただ残念だ」
とかみしめるように話す。
P2Pと呼ばれるネットワーク技術を使い、大規模な利用にも耐えて作動するウィニーは革新的で、
学術研究としても優れていたという。
「ウィニーはソフト的にも社会的にも改善すべき点はあったが、世界で5本の指に入る大ソフトだった。
金子さんは脂が乗っていた時期に改善に携われず、歯がゆかったろう」
*続きます。