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参院選が迫る中、昨年の衆院選で惨敗し政権を失った民主党の意気が上がらない。共同通信による
世論調査の支持率も1桁台に低迷したままだ。
2009年の政権交代に託した有権者の期待を裏切った上、再生に向けた態勢を固めかねている現状は、
支持離れを決定的にしかねない。
最近2回の衆院選で、連立の形を取りながら、自民、民主両党を軸とする政権交代は起きた。ただ、
「政権交代可能な二大政党制」は定着を確信するその前に輝きを失った。
民主党は歴史的役割を終えたとの厳しい見方がある。政界再編を含めて先行きは不透明だが、政権交代の
意義自体が損なわれたわけではなく、野党第1党として与党に対抗する一翼を担い続ける重い責務は残る。
保守にくくられる政治勢力が巨大化。中道・リベラルに目されるグループが大きく後退し、空白域化
しかけている。
国柄や歴史が違うとはいえ、社会民主主義やリベラルを基盤とする勢力が影響力を保持し続ける欧米とは
著しく異なる。
行き過ぎた市場主義は国内外の格差拡大と分配の不公正助長などのひずみを伴う。当然、対策が要る。
国際協調を基軸に据えた柔軟な外交戦略も国の安定や持続的発展に欠かせない。
市民益を最優先に公正・公平な社会づくりを地球規模に広げ、協調外交を推進する。
こうした政治理念を固め、その価値観を時代の変化に即した現実的な政策に練り上げ、誠意をもって
実践する。その積み重ねなしに、崖っぷちに立つ民主党が存在感を取り戻し、再建に向かうことは想像
しにくい。
(>>2-に続く)
▽河北新聞
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