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★過熱する「憎悪」:ベビーカー押してヘイトスピーチ 反対派との衝突激化 差別あおる真意は?
特定の民族や人種を汚い言葉でののしる「ヘイトスピーチ(憎悪表現)」。在日コリアンが多く住む地域を中心に昨年から毎週のようにデモが行われ、
16日にはカウンターと呼ばれる反対派との衝突で逮捕者も出る事態となった。日章旗や旭日旗をはためかせ、差別をあおる真意は何なのか。
現場を歩いた。【小泉大士】
「ゴキブリ、ウジ虫、朝鮮人。お前らを一匹残らずたたきつぶす」
16日午後3時。韓国料理店や韓流ショップが並ぶ東京・新大久保の大久保通りで在日コリアンの排斥を掲げるデモが始まった。
拡声機で激しい言葉を浴びせるのは、デモの主催者で「行動する保守」を掲げるグループ「新社会運動」の桜田修成氏。
インターネットの告知や口コミで集まった参加者は約200人(警視庁調べ)。20?30代を中心に男性が約8割を占めるが、女性会社員風や年配女性、
ベビーカーを押しながらの女性もいる。
「いつまで差別を楽しむのか。恥ずかしくないか」。怒声を上げたのは、
今年1月に音楽業界の関係者らで発足した「レイシスト(差別主義者)をしばき隊」ら反対派。
「それは主張やない ただの暴言や」などと書かれたプラカードを歩道で無言で掲げる「プラカ隊」なども合わせ約350人に上る。
小競り合いで顔から血を流した男性も。「帰れ、帰れ」。反対派のシュプレヒコールが過熱すると、
機動隊員が「朝鮮人ハ皆殺シ」などと書かれたプラカードを持って行進するデモ隊との間に割って入った。
「差別主義者は恥を知れ」というプラカードを持ったフリーターの男性(25)は「表現の自由としては度が過ぎる」。
「憎悪の連鎖は何も解決しない」という横断幕を広げた別の男性も「弱い者いじめに過ぎない」と話した。
通り沿いで飲食店を経営する韓国人男性(45)は「韓国で報道されたら、誤解が広がり反発を招く」と顔をしかめた。(>>2-3へ続く)
毎日新聞 2013年06月18日 東京朝刊
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