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福島第1原発事故で全町民が避難する福島県双葉町にとり、きのうは節目の一つに数えられるのだろう。役場機能を
埼玉県加須市から福島県いわき市に移した。事故から2年3カ月、役場移転は4回目となる
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7千人近い町民が郷里を追われた双葉町。町民の3700人余が福島県内、3100人余が県外に避難する。
これまで役場を置いていた加須市の旧高校には、一時1400人ほどが身を寄せ、今も100人余が暮らす避難所が残る
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「生活再建は必ずしも福島県内とは考えていない」。伊沢史朗町長の言葉だ。旧高校にいる人々を念頭に
「避難先に根付いている人もいるので、無理に(福島県に)戻ってというわけではない」と言う。散り散りになった
町民の置かれた現実を如実に物語る
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移転先のいわき市は、双葉町と同じ海に面した「浜通り」。町民には仕事や買い物でなじみもある。しかしその市は、
原発周辺の避難者2万4千人を受け入れ、交通渋滞や住宅の不足といった問題に悩む。「病院が混むようになった」の苦情もあるという
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原発の事故をめぐり、復興とはほど遠い光景が広がっている。町民のいない双葉町は、除染計画さえできていない。
この国の指導者には、そんな光景がどう見えているのか。再稼働や輸出に前のめりな姿勢を見せられ続けると、あの事故を
「なかったことにしたいのか」と言いたくなる。
ソース:URLリンク(www.shinmai.co.jp)
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