13/06/15 01:45:22.84 77/Zb9mF0
株価下落―魔法の杖はない現実 朝日社説
やはり「山高ければ谷深し」である。
東京株式市場はきのう、日経平均株価が今年2番目の下げ幅を記録し、
終値は日銀が「異次元緩和」に打って出る直前の水準にまで戻った。
引き金は、急速な円高だ。株価上昇を引っ張ってきた外国人投資家が、
それまでの「日本株買い、円売り」のポジションを逆転させている。
金融緩和の株価への直接的な効果がはげ落ち、為替も円高に戻る一方、
長期金利は高止まりしたまま。安倍政権には予想外の事態だろう。
昨年来の上げ相場は、「大胆な金融緩和」を掲げた安倍政権への期待から始まった。
緩和策に財政出動、成長戦略からなる「3本の矢」がセットになって真の威力を発揮するというのが
アベノミクス相場のシナリオだった。
であれば、成長戦略への失望が緩和効果のはげ落ちを増幅して、
マイナスの相乗作用を生むのもいわば必然である。
URLリンク(www.asahi.com)