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冷戦中、アフリカ諸国はアメリカと旧ソ連の二大強国との関係を結ぶのに奔走し、多くの資金を引き出し、
後ろ盾になってもらうという外交ゲームに熱心だった。冷戦が終結したにも関わらず、多くのアフリカ諸国はいまだにこのゲームを続行中である。
21世紀になってから、中国がアフリカへの影響力を高めている。
1999年に中国とアフリカの商取引は20億ドルだった。2005年までに400億ドル近くに増え、2010年には1000億ドルにのぼるとされ、
アフリカの貿易相手国として中国はアメリカに次いで重要国となっている。
中国がアフリカに期待しているのはその鉱物資源と石油資源の獲得であり、その見返りに道路、鉄道、学校や病院といったインフラの建設を提供している。
中国はサッカースタジアムも建設している。タンザニア連合共和国最大の都市ダルエスサラームにできた新しい国立競技場をはじめ、
アンゴラ共和国で開催された2010年のアフリカネイションズ・カップの開催場所に使用された4つの新スタジアムも中国が建設した。
スティーヴ・ブルームフィールド『サッカーと独裁者 アフリカ13か国の「紛争地帯」を行く』より