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【ロイター】移民大国スウェーデン、暴動で露呈した「寛容政策」のひずみ
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移民の多い同地区では、住民らは実を結ばない就職活動や警察による嫌がらせ、人種差別的な中傷などについて口にし、スウェーデンの移民政策の「寛容性」とは相反する現実が浮かび上がってくる。
ヒュースビーで起こった暴動は他の地区にも拡大。貧困や人種差別などを背景に2011年に英ロンドンで、2005年に仏パリで発生した暴動を思い起こさせる。
今回の暴動は、スウェーデンの福祉制度に別の一面があることを示している。
同国人口の約15%は外国生まれで、北欧では最も高い割合。
「反移民」を唱えるスウェーデン民主党の躍進は、同国民の意見を二極化させてきた。
深夜にストックホルム中心部を出発する列車は、単純労働を終えて帰宅するアラビア語やスペイン語を話す移民であふれている。
移民の第2世代でさえも、ホワイトカラーの職に就くことは困難とされる。
今回の暴動の発端は今月、ヒュースビーで刃物を持った男性(69)が警官に射殺されたことだとみられている。
移民が住民の約8割を占める同地区では、100人超が参加する平和的デモが行われた。
しかし男性死亡の調査の要求への対応はなく、若者らはツイッターで人種差別行為に対する不満を表明し、怒りが拡大。
20代の美容師の女性は「若者が互いを刺激して、小さな火を起こした」と話した。
移民の間では不満が収まる様子はないとみられ、エチオピアで生まれたという看護師の女性(39)は自身がエチオピア人であると同時にスウェーデン人だと語る一方で、
「地元のスウェーデン人が、私をスウェーデン人として受け入れることはないだろう。彼らにとっては、私はただの移民としか映らない」
と述べた。