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円安が加速し、1ドル=100円を突破する中、日本国内、また韓国や米国からも過度な円安を懸念する声が出てきた。
当然、日本との貿易が多い中国の人々も円の動きに注目している。
中国で経済関連の著書もあるというマスメディア専門家の文顕堂氏が15日、
ブログで「円安は中国つぶしの作戦だ」と題した文章を公表した。
文顕堂氏のブログのタイトルは「中国的釣魚島」。その名と連動するように、
このエントリーは「円安誘導は軍国主義をかざすアベノミクスの中国つぶしの作戦である」との内容だ。
文顕堂氏は主張する。
首相就任後、安倍晋三はすぐに「無期限の量的緩和」を実施し、円が下がり続けた。
日本政府による無責任な行動との指摘もあるが、人々はこの政策に「アベノミクス」との呼び名を与え、注目している。
しかし、その呼び名は「軍国主義政治のアベノミクス」という方が適切だ。
安倍の真意は、日本の経済低迷を終わらせ、急成長する中国をつぶすことにあるからだ。
のっけから、猛スピードの展開である。それは文顕堂氏も意識しているようで、「性急な物言いに驚かれた方もいるだろう」と前置きした上で、説明を並べた。
文顕堂氏は「21世紀に入って日本を極めて不安にさせる大事件が起きた。中国が世界第2位の経済体となったことだ」
「右翼の政治家として知られる安倍晋三は、日本が三流国家に落ちぶれることを決して許さない」
「安倍は日本の政治と軍事大国への道を邪魔されないよう、急成長する中国を円安によってつぶしにかかっているのだ」と指摘する。
「円安=中国つぶし」となる理由については、「円安の影響は中国だけにとどまらないが、中国経済はまだ脆弱(ぜいじゃく)な発展の段階にあるため、
そのリスクに耐えきれない可能性がある」と、説明している。
「先進国として日本の経済成長率が低いことは当然なのだが、それでも経済を刺激するため『劇薬』を使うのは、
軍国主義的日本を復活させるため、中国を封じ込めておく必要があるからだ」と締めくくった。
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