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「ワクチンで防げるものなら娘にとっても良いと考えた末の接種でした」。東京都杉並区の主婦、松藤美香さん(46)は、そう2年前を振り返る。
松藤さんの中学3年生の長女(14)は2011年、ワクチンの「サーバリックス」を自宅近くの診療所で接種した。決められた接種回数は3回。
異変が起きたのは同年10月、同じ診療所で2回目の接種をした時だった。
左腕に注射をしている時、「手がおかしい」と訴え、直後に左腕が痛み出した。夜には腕の腫れや足、肩の痛みを感じた。
翌日、同じ診療所を訪れたが「うちでは診られない」と断られた。その後受診した総合病院では10日間の検査入院後、
痛みの原因が分からない「慢性疼痛(とうつう)症候群」と診断された。
その後も薬を服用しながら病院を転々とした。症状が激しい時は足が勝手にばたついたり睡眠中に無意識に起きて歩き回ったりした。
1月に症状が改善して登校を再開したが、再び痛み出したため3月中旬から休学。歩行時は車椅子が必要だ。
全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会代表を務める松藤さんは「治療法を把握できる医師がおらず、
患者は病院を転々としている。こうした患者は増える一方であり、国はしっかり検証をしてほしい」と話す。【細川貴代】
毎日新聞 5月16日(木)2時31分配信
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