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朝日新聞2013年04月26日(金)朝刊「声」欄より
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どんな真心 閣僚は捧げたか
無職 西山政志(岡山県浅口市 86)
閣僚がまた靖国神社を参拝した。麻生太郎副総理や古屋圭司拉致問題相ら3人。
理由はいつもの通りである。古屋氏は国務大臣として参拝したといい、
「国のために命を捧げた英霊に哀悼の誠を捧げるのは当然」と語った。わたしは不快になった。
この場合の「国」とはいったい何か。わたしの体験から言えば、
国のためとは時の為政者(戦争指導者)のためではなかったのか。
また、「哀悼の誠を捧げる」というが、具体的にどんな真心を(ことばとして)捧げるのか、と問い返したいと思う。
哀悼の誠を捧げるのであれば、個人として静かに参拝してもいいはずであるが、
なぜ閣僚としての肩書が必要なのかも聞きたい。
わたしの長兄は昭和20(1945)年、若い妻と幼い娘と、年を重ねた両親を残したまま、沖縄で戦死した。
兄の墓前に向かうたびに、わたしはいつも「ごめんなあ。つらかっただろうなあ。どうか、そちらでゆっくり休んでな」。こんなことばをかけてしまう。
靖国神社参拝の閣僚は、戦争指導者も合祀(ごうし)した社の前でどんなことばをかけるのだろうか。
西山政志
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