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沖縄県内のマスコミでは昨今、琉球独立論が注目されている。本土に住む市内出身の大学教授らが石垣市内で講演会を開く予定だと聞く
◆その独立論の登場を待っていたかのようなタイミングで中国共産党機関紙が、沖縄の領有を主張するともとれる論文を掲載した。
東・南シナ海で権益拡大を目論む中国の動きを手助けするかのように、日米安保や自衛隊配備の反対姿勢を打ち出す動きが沖縄では目立ち、
対岸の国には独立待望論に映るのだろう◆琉球王朝時代、重い人頭税を課せられたことに、反旗を翻したオヤケアカハチを郷土の
英雄としてたたえる八重山の人たちは、ほとんどが「琉球独立論」に全く共感していない◆離島地域の経済の柱となっているサトウキビ栽培では、
代金の約75%は国の補助。ガソリンにも国が税制上の優遇措置を施しているが、離島住民にはその恩恵が感じられず、県は、見て見ぬふりだ
◆沖縄本島の政治家たちは、離島地域では意識が希薄なオスプレイや辺野古移設問題に対しては同調を求め、
八重山の抱える尖閣問題には触れない。われわれから見ると尖閣を中国に献上するかのようにも見える姿勢だ。
八重山の切り捨てにも見えるこのような状況下での琉球独立論は一部の人の都合ばかり目立つ。
ソース 八重山日報
URLリンク(www.yaeyama-nippo.com)