【毎日新聞】 辺見庸「今の日本はファシズムの国…高い支持率を誇る安倍政権。膨らむ経済再生への期待。なのにこの息苦しさは何だろう」at NEWSPLUS
【毎日新聞】 辺見庸「今の日本はファシズムの国…高い支持率を誇る安倍政権。膨らむ経済再生への期待。なのにこの息苦しさは何だろう」 - 暇つぶし2ch1:有明省吾 ◆BAKA1DJoEI @有明省吾ρ ★
13/05/09 18:00:11.30 0 BE:509275272-PLT(12069)
★特集ワイド:息苦しさ漂う社会の「空気」 辺見庸さんに聞く

◇今の日本は自己規制、ファシズムの国

高い支持率を誇る安倍晋三政権。膨らむ経済再生への期待。なのに、この息苦しさは何だろう。
浮足立つ政治家や財界人の言葉が深慮に欠け粗くなる傍ら、彼らへの批判を自主規制しようとする奇妙な「空気」が漂っていないか。何が起きているのか。
作家の辺見庸さん(68)に聞いた。【藤原章生】

「イタリアの作家、ウンベルト・エーコはファシズムについて『いかなる精髄も、単独の本質さえもない』と言っている。
エーコ的に言えば、今の日本はファシズムの国だよ」。「ファシズム」とは大衆運動や個人の行動がコラージュのように積み重なったもの。
独裁者の言葉に突き動かされるのではなく、そんたくや自己規制、自粛といった日本人の“得意”な振る舞いによって静かに広がっていくということだ。

ファシズムと聞くと全体主義、ムソリーニ独裁やヒトラーのナチスが浮かぶ。「そういう、銃剣持ってざくざく行進というんじゃない。
ファシズムはむしろ普通の職場、ルーティンワーク(日々の作業)の中にある。
誰に指示されたわけでもないのに、自分の考えのない人びとが、どこからか文句が来るのが嫌だと、個人の表現や動きをしばりにかかるんです」

辺見さんは自らの体験を語った。月刊誌「すばる」2月号に発表した小説「青い花」を大幅加筆し、近く単行本として出版する。
だが、雑誌での編集作業は言葉遣いを巡って大いにもめた。「頭のおかしくなった主人公のセリフで朕(ちん)をチンチンにするとか、
政治家をからかうのは問題ないのに、例の『花は咲く』を揶揄(やゆ)したら、それだけはどうしてもダメだって言うんだ」(>>2-8へ続く)

毎日新聞 2013年05月09日 東京夕刊
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