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★社説:対北朝鮮 日韓の隙間を埋めねば(5月9日)
韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が訪米し、オバマ大統領と会談した。
両首脳は北朝鮮のこれ以上の挑発行為を許さない姿勢を示す一方で、核開発断念を前提条件に対話に応じる方針で一致した。
米韓両国の連携をあらためて確認したことは、北朝鮮への強力な圧力となろう。
北朝鮮は国連安全保障理事会決議を順守するとともに、非核化に向けて国際社会と話し合うテーブルにつかなければならない。
一方、朴大統領は「北東アジアの平和のために日本は正しい歴史認識を持たねばならない」と述べ、安倍晋三内閣を批判した。
閣僚の靖国神社参拝などを念頭に置いた発言だ。
韓国大統領が米大統領に対日批判をするのは異例である。対北朝鮮政策で日米韓の連携が必要な時に日韓両国に溝が生じていることは、極めて問題だ。
戦前、戦中の日本の侵略行為や植民地支配に対する安倍首相の歴史観がまさに問われている。
オバマ氏は会談で、北朝鮮のさらなる核実験には厳しく臨む方針を示す一方、「外交プロセスの道が開かれている」と述べ、対話を促した。
朴氏もさまざまな分野で北朝鮮との対話を再開し、信頼醸成を図っていく「朝鮮半島信頼プロセス」を進める用意があると述べた。
3度目の核実験後も危険な言動を繰り返した北朝鮮は最近、日本海側に配置した新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」を撤去したと伝えられる。
だが、これによって態度を軟化させたと断定することはできない。
首脳会談は、対話による北朝鮮の非核化への道をあらためて示した。金正恩(キムジョンウン)第1書記は応じるべきだ。北朝鮮が生き残る道はほかにない。
ただ北朝鮮問題で関係国の連携が進む一方で、日本だけが取り残されている感は否めない。(>>2-3へ続く)
北海道新聞
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