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急速に普及する食器洗浄機の内部にカビが繁殖していることが、
大阪市立自然史博物館の浜田信夫・外来研究員の調査で分かった。
サンプル調査の7割近くにのぼった。
抵抗力が弱まっている人に感染症を引き起こす種類が多数派といい、こまめな手入れが必要だ。
浜田さんは昨秋、食器洗浄機がある大阪府内の134世帯の協力を受け、
洗浄水や内部を拭き取った試料からカビの有無を調べた。
その結果、68%に相当する91台からカビが見つかった。
ドアからの水漏れを防ぐパッキング部分は58台(43%)から検出された。
18台には洗浄水1ミリリットルあたり100個以上のカビが見つかり、同1千個以上のものも2台あった。
使用年数が1年を超すと、年数とカビの数に明確な関連は見られなかったが、
漂白剤入り洗剤を使った洗浄機では、漂白剤入りを使わない洗浄機よりカビの数が3分の1~10分の1と少なかった。
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