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【産経抄】
民主党の「公開大反省会」
2013.5.8 03:13 [民主党]
昔から天気予報と競馬の予想は当たらなくても仕方ないとされてきた。
そのことを反省するより「次」に全力を尽くすべきだとの考え方だ。
だが最近、天気予報も大きくはずれると予報士がテレビで当たらなかった原因を分析し、謝るようになった。
▼競馬でも僚紙サンケイスポーツには「みんなの反省会」というコーナーが登場している。
大きなレースの後、予想を外した記者らが「敗因」を告白しているのである。
予想しっぱなしというのよりずっと良心的だ。次の馬券を買うときにも参考になると好評らしい。
▼だが民主党が11日に開く「公開大反省会」はいかがなものだろう。
菅直人元首相らが出席、30歳以下の若者たちと討論する形で民主党政権を振り返るそうだ。
存在感が薄れる党への関心を取り戻すための話題づくりという面も強いが、問題は何をどう反省するかだ。
▼例えば平成21年12月、ルールを破ってまで中国の要求通り、天皇陛下と来日した習近平副主席(当時)との会見を実現させた。
それは正しかったのか。沖縄・尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件で、
漁船の船長をさっさと釈放した措置をどう考えているのだろう。
▼いずれも中国の言い分を通したことが、現在の尖閣での乱暴狼藉(ろうぜき)を招いたと言えるだけに、
ぜひとも反省の弁を聞きたい。「コンクリートから人へ」という公共事業の見直しや「原発ゼロ」政策は
どこまで経済への影響を考えてのことか。問いただしたい点は山ほどある。
▼だが予想される「反省」はこうだ。
「判断や政策は正しかったが、理解してもらうための努力に欠けた」。
もしそうなら、将来運良く政権を奪還できても、同じ過ちを繰り返すだけだ。「次」へとつながらない反省会になってしまう。
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