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遅い春を迎えた北海道北部の河川上流域に、「幻の魚」イトウが遡上している。
雄雌のペアが所狭しと寄り添い、産卵する様子を撮影した。
雪が残るささやぶを約1時間かけて進むと幅2メートル弱、水深?センチほどの小
川に体長1メートル近いイトウのペア数組が見られた。雪解け水で川は濁っているが、
真っ赤な婚姻色に染まった雄の体がひときわ目立っていた。
水中では雌が尾びれで小石を飛ばして川底にスペースを作り、雄が左右に慌た
だしく位置を変えて産卵を促していた。やがて同時に口を開け、体を震わせながら
雌が産卵。雄が去った後も雌は何度も卵の上に小石を掛け、保護していた。
イトウは日本最大のサケ科の淡水魚で、環境省や道の絶滅危惧種に指定されている。
サケと異なり産卵後も死なず、寿命は長いもので20年以上。雪解けで増水するこの時
期、普段身を潜めている湿原から遡上する。
URLリンク(photo.sankei.jp.msn.com)
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産卵の瞬間