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連合主催の第８４回メーデー中央大会が２７日、東京・代々木公園で開かれた。労働者の格差是正や仕事と育児を両立で
きる社会の実現などを訴え、夏の参院選などに向けた総力結集もアピールした。主催者発表の参加者数は約４万人。
大会には、政府代表の田村憲久厚生労働相や猪瀬直樹東京都知事、海江田万里民主党代表らが出席。達増拓也岩手県知事
も参加し、被災地の復興と雇用を訴えた。
連合の古賀伸明会長は「非正規労働者の労働条件の底上げと、中小、零細企業で働く人の格差是正が急務」と訴え、政府
に最低賃金の引き上げやセーフティーネットの整備を求めた。
田村厚労相は「女性の活躍は成長戦略の中核」と指摘。２０１７年度には待機児童をなくし、男女とも子育てと仕事を両
立できる支援体制を整備する考えを示した。被災地や非正規労働者の雇用問題への取り組みも強調した。
式典の最後には、雇用形態にかかわらず働きがいのある人間らしい仕事の実現などを訴えたメーデー宣言を、参加者全員
で採択した。
2013/04/27-12:37 時事通信
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