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★米倉経団連会長、円安歓迎も「このあたりが限度か」と慎重姿勢 閣僚の靖国参拝には苦言
・経団連の米倉弘昌会長は22日の会見で、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を受けて市場で
円安株高が加速したことについて「日本経済の活性化やデフレからの脱却に市場が反応した」と歓迎した。
1ドル=100円に迫る為替水準には「このあたりが限度なのかなという気もする」と先行きに慎重な見方を示す一方、
1万3600円台をつけた株価には「前政権の8000円台のころから見れば非常に喜ばしい変化だ」と笑顔を見せた。
ただ、企業の設備投資については「金利がこれだけ下がっても投資があまり動いていないのは実需がまだ増大すると
みていないということだ」と指摘。「国内の需要が相当なければ設備投資はしにくい。日本で成長の実感が
出てきてからだ」と展望した。
経団連が5月上旬に予定していた北京訪問団の派遣を延期したことには「日中韓首脳会議が延期になるらしいと
連絡があり、訪中しても成果が上がらないと判断した。もう一度計画を練り直したい」と説明。21日までに麻生太郎
副総理ら3閣僚が靖国神社を参拝したことには「私的な行動だったと思うが、これ以上(日中)関係が悪化しないよう、
それぞれの政治のリーダーが配慮すべきだ」と苦言を呈した。
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