13/04/21 02:50:48.01 0
前日までの陽気さが失(う)せ、一転して肌寒い一日となった14日。沖縄県
宜野湾(ぎのわん)市野嵩の米軍普天間飛行場の野嵩ゲート前に早朝から、老若
男女が集まり出した。
全員、カッターナイフとポリ袋を手にしている。米軍関係者の姿も。
「そろそろ始めましょうか」
午前9時前、そぼ降る雨の中、全員が飛行場を取り巻くフェンスにへばりつくようにして、
フェンスに巻き付けられている赤いテープを剥がし始めた。
昨年、同飛行場にオスプレイが配備されて以降、市民グループらがフェンスに赤いテープを
巻き付け、オスプレイ配備反対と同飛行場の閉鎖を訴える抗議活動を展開している。
この日集まったのは、こうした市民グループの運動に異を唱える住民たちだ。
フェンスクリーンプロジェクト。昨年9月に若者が独自にテープの撤去を始めたが、
ツイッターやフェイスブックなどで活動は口コミで広がり、メンバーは50人から
60人に。昨年末、正式にプロジェクトとして活動を始めた。今では、毎週末、清掃を
続けているという。年齢層も20代から60代と幅広い。
主宰者の一人の女性翻訳家(46)はカッターナイフでテープを剥がしながら「フェンスに
巻き付けられた赤いテープは景観を損ねることも問題だが、それにもまして反対派のやり方が
許せない」と話す。
彼女によると、赤いテープの中にガラス片や針金が巻き込まれていることがあり、剥がす
ときに手を切ってけがをすることも多いというのだ。
雨脚が強くなってくるが、住民の数は減らない。米軍関係者と家族の姿も多い。同
飛行場の司令官、ジェームス・フリン大佐は「市民のボランティアを知って参加する
ようになった。フェンスは宜野湾市民のもの。自分は責任のある立場。市民と一緒に
清掃するのは意味がある」と話した(以下略)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)